【2月】長歌行
(『看図読古詩(修訂版)』, 金盾出版社, 1994年より)
【大意】
全ての川は東の方の海へ流れて、いつ、再び西へ帰ろうか。過ぎ去った時間は二度と戻らない。若く元気な時に努力をしないと年を取ってから、いたずらに痛み悲しむことになる。
(石川忠久編『漢詩鑑賞事典』講談社学術文庫,2009年より)
* * * * * * * * * * * *
この詩は、古楽府、漢楽府の民歌であり、これはその中の最後の四句を取ったものです。人生は無常であって英華も決して久しく続かないゆえ、大いに努力すべきである、という内容を歌っています。
時間は決して戻ってきません。だからこそ、後悔しないよう、今を精一杯努力することです。
平昌オリンピックで頑張る選手の姿を見て、励まされるとともに、つくづくそのことを痛感させられます。さあ、頑張りましょう!